私の夢リストに、
いつか奈良の吉野の里の桜を見に行きたい
というのがあった。
2020年4月。
吉野でハイキングしつつ知り合いを増やそうというイベントに申込み、手付け金2000円も払ったが、コロナの緊急事態宣言で辞退した。(イベント自体は催行されたらしい。)
2023年4月。
友達と行こうと約束していたが、友達の親戚に不幸があり行くのはやめた。
そして今年
2024年4月。
1人で行こうとしたが、どの吉野の行き列車も満席🈵。平日有給取得し旅行会社のツアーに申込みした。
当日、近鉄電車のとある駅に集合しすき焼き弁当を受け取り吉野行きの桜ライナー(特急列車指定席)へ。すき焼き弁当はガッツリし過ぎていたが特急列車内で食べきった。
吉野についた。前日大雨と雷だったので桜も満開なのに散りかけている。この日も雨が気にならない程度にパラついていた。
ここから旅行ツアー参加者はバラバラに。
私は添乗員さんと全然知らない人たち5人で、とりあえずは吉野の入り口から暫く歩いてみることにした。5人のうち3人はご家族で70代くらいのお父さん、お母さん、その娘さんといった構成だった。ハイキングだったのでこの3人は早々に離脱。
理由は特急でお酒を沢山飲んでいたそうだから。
5人の内、1人参加の女性2人(青い服の人と白い服の人)と添乗員さんと私で続きを歩く。下千本は散りかけ。添乗員さんは、ひょうたろうという柿の葉寿司のお店と、三色団子受け取るお店を私達に案内した後、吉水神社までは連れていってくれた。
吉水神社から下をのぞくと山々がピンクの桜の木々と入り交じっておりとても素敵な風景だった。外国人も沢山いた。
吉水神社で添乗員さんと青い服の人と別れたあとは、白い服の女性(50~60代くらい)と中千本、上千本と歩くことにした。この方中々の健脚で坂道でもスタスタ歩いていかれた。
奥千本までは時間的に行けないと添乗員さんからは言われていたが、私達は3時間ぶっ通して歩き続け、上千本の吉野水分神社でお詣りしたあと、奥千本の金峯神社までたどり着いた。
この日の万歩計は2万5000歩を超えていた。
白い服の女性とは、お喋りが弾み3時間登山しながらしゃべりっぱなしだった。
中千本~上千本にかけて桜が満開で綺麗だった。奥千本は八分咲きくらいだった。
上千本の吉野水分神社は子守宮だそうで厳かで静かに華やかな雰囲気だった。
奥千本の金峯神社は辿り着いた嬉しさが勝った。
着いてお詣りしたあとは、ひたすら元の道を引き返す。桜が綺麗。空気が綺麗。
その2つを栄養として下山していった。
途中で中千本の金峯山寺に寄り、お詣りしたあと、三色団子なども和菓子屋で受け取り、吉野駅まで戻った。歩き通してきて、吉野のお土産屋さんなどのお店に一切立ち寄らなかったので、この吉野駅周辺で見ることに。私はお土産は買わずに、山栗と桜のソフトクリームを頂くことにした。
桜ライナーで帰途。
白い服の人とは結局大阪駅まで一緒だった。この方も6月に初めてのお遍路行くらしく、私が既に6寺行ってるということで、私に色々質問された。少し先輩風ふかしてみた。この方と1日ガッツリ一緒にいて別れて、連絡先など特に交換もせず、またお会いできれば、という軽い感じ、いいなと思う。